うつの後遺症

 最近強く感じることを、ここに書きたいと思います。

 

 うつになってからというもの、何事においても、60%くらいで頑張るようになりました。それは、うまくいかなかったときに、言い訳をするため。

 うつになって部活を辞めたことは、逃げでもなんでもなく、自分に必要なことでした。

 

 でも、大学生になってバイトを始めてからも、長くて2ヶ月、短いと面接に受かったけど行かないなんてことが、数えられないくらいありました。

 きっと、それは、不必要な逃げでした。

 

 そうやって、何もかも正当化しながら、適当にやり過ごす自分に嫌気が指すと同時に、高校の友人が多くの結果を残している姿を見て、「私も負けてられない」と、語学勉強に本腰を入れ始めました。

 

 大学生になる前から、なんとなく始めた韓国語、大学受験のときに一番楽しかった英語、大学の第二外国語で1年間学んだ中国語の試験を受けてみようと、2ヶ月ごとに4つの試験を申し込みました。(韓国語2回)

 それらの試験は、それまで受けようとしながら、先延ばしにしてきたものたちでした。大学生になってすぐの頃、親のお金で申し込んだのに、当日行くふりをしてマックで時間を潰した試験もありました。

 

 そんな一つひとつのダメな自分を変えたいと思い、4つの試験で1つでも、目標が達成できればいいなと思っていました。

 変わっていてくれと願っていました。

 目的は、何よりもそこにあった気がします。

 

 結果は、全て目標達成。中には、目標より何倍も良い結果のものもありました。

 なのに、私は、変わっていません。

 結果が出たときは、嬉しくてたまらなくて、自分もやればできるのだと思いました。

 

 だけど、時間が経った今、自己否定も自信の無さも健在です。

 

 

 

 もっと変われると思ってた。

 

 

 

 他の人と比べなくなると思ってた。

 

 

 

 けれど、そんなことはありませんでした。

 

 もしかしたら、うつの最中と同じくらい、その後の人生に、うつがもたらす影響は、重くて苦しいものなのかもしれません。

 まるで、後遺症のようです。

 

 そんなことを思いながら、今日もまた生きています。